嵐を呼ばない海つばめ      原則敬称略

真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい

遺族の役にという思いと考えたが

 毎日新聞にこんな記事があった。

 《11年6月に愛知県刈谷市の県立刈谷工業高2年、山田恭平さん(当時16歳)が自殺した問題で、鈴木直樹元校長(61)=現刈谷市副市長=が遺族宅に弔問に訪れた際、恭平さんの兄(20)の大学進学について「お役に立てるのなら」と提案をしていたことが分かった。

 同校は当初、恭平さんの所属していた野球部で体罰があったことも公表しておらず、さらに自らの権限を利用して懐柔を図ろうとするような姿勢に遺族側は「不謹慎だ」と不信感を募らせている》=毎日新聞 13年02月22日 02時30分=。

 このリード部分を読んだ時には、弟の死で気落ちしている兄を力づけようとした言葉だと感じた。

 何が「不謹慎」なのかという印象を受けた。

 さて、本文に目を移すと。

 《(母親)優美子さんによると、鈴木元校長が弔問に訪れたのは11年11月6日の昼。愛知県教委には伝えずに一人で来て、恭平さんの父と会ったという。

 野球部や恭平さんのクラスの様子などを伝えた後、当時浪人生だった兄について「こういう立場(校長)にいるので、うまく大学に入れていくとか、大学関係者に頼むと入って行けるとか。校長のところにそういう人たちがよく来るんです。よかったらぜひ私に」と持ちかけた。さらに「私の気持ちとしてお役に立てるのであればやってあげたい。山田さんと縁があるわけですから」などと述べたという》=同=。

 情実入学させる力がある、言い換えれば高校に不利な発言をしなければ見返りとして大学へ入る便宜を図るという意味合いだ。

 本人は体罰にあったわけではないようだが、体罰自殺が大きく取り上げられてから報告書を修正するとか、校長の発言を撤回するという動きは「隠蔽工作」と見られても仕方ない。

 体育関係の指導ではどうしても「体罰」あるいは「実力行使」は避けられないが、拳で頭をコツンと叩くあるいは平手で背中を軽く叩くぐらいは「頑張れ」の意味が込められているとも言えるが、それ以上の行為は「暴力」と言えるだろう。

 指導者が感情的になってはいけないわけだが、この校長、現副市長の行動はそれとは別に政治家としての資質に関係しないだろうか。

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