嵐を呼ばない海つばめ      原則敬称略

真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい

自殺してから相談に来い

 《大阪市北区のマンションで、遺体で見つかった住人とみられる母子について、母親の井上充代さん(28)が昨年10月ごろの転居前、生活保護の相談をし、実母には金を無心していたことが29日、捜査関係者らへの取材で分かった。

 井上さんの口座の残金は二十数円で、しばらく前から通帳も記帳していなかったことも判明した。

 捜査関係者らによると、井上さんは昨年7月4日、大阪府守口市の生活保護担当の窓口に「仕事が見つからなければ経済的に不安定になりそうだ」と相談に訪れた。窓口の職員は仕事が見つからない場合は相談に来るよう伝えたが、その後訪問することはなかった》=13/05/29 05:49 共同通信=。

 「窓口で撥ね付けられた?」にひょっとして住民票が無いから窓口で撥ね付けられたのかという内容の記事を書いた。

 残念な事にそれはほぼ当たったしまった。

 相談した当時に貯金残高がいくらあったのか書かれてないが、大阪市内なら20万円弱しかなければその月の家賃と生活費でほぼ消えてしまうだろう。

 今日の飯はあるが明日はどうなるか判らない不安感に襲われた女性が窓口を訪れた。

 想像力に乏しい窓口職員は「職を探せ」と追い返した。

 その日に就職出来たとして、半月かひと月後ぐらいにしか収入は得られない。

 年齢は28歳だが幼い子供がいるという条件で探せる職は限られる。

 所持金から考えてどの程度の期間生活出来るのか、その後の暮らしはどうなるかと言った事を考えて相談に行った窓口で「就職活動が先だ、それをしてから来い」というのは相談に応じたと言えるだろうか。

 某市某区ではというか多分全市でそうだろうが、預金残高が5万円前後でないと生活保護費申請の条件が満たされないようだ。

 それだけの金額で緊急時に何が出来るというのか。

 大阪や東京辺りでは家賃を払えばほとんど残らない金額だ。

 某市の生活保護費は私の年代では11万円是後らしい。

 医療費は医者に別途支払われるにしても他に収入が無ければパチンコにも行けやしない。

 とうの昔にパチンコは止めているしギャンブルもしない私には無関係だが。

 先述の預金残高が5万円前後というのは保護費の半額程度しか預金を認めないという厚労省の通達のようだ。

 毎月、保護費を使い切った状態で次の保護費を待つ不安感は高級官僚には判らないのだろう。

 最近、僅かでも切り詰めて大学進学費用を貯めるのは認めたとか。

 最低の生活費より「人間としての最低の幸福」を追求する権利はどうなった!!。

 「ここ(福祉課生活保護申請窓口)はホームレスのような人が来るところ」と言われた人もいる。

 ホームレスになるのが嫌だから事前に相談に行った人への言葉がこれだ。

 「このままでは自殺するかもしれない」と相談に来た人に、自殺してから来いと言うようなものだ。

 まあ、この国の政権からして貧乏人は勝手に死ねというような政策しか取れないのだから。こんな状況も仕方ないのだろう。

 大阪の実質的母子心中は非人情的な行政への無言の抗議だと受け止められないのが官僚達だ。
 
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