嵐を呼ばない海つばめ      原則敬称略

真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい

現地派遣軍の暴走

 《南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊の派遣隊長が今年1月上旬、首都ジュバの宿営地付近で銃撃戦が起きた際、全隊員に武器と銃弾を携行させ、「正当防衛や緊急避難に該当する場合は命を守るために撃て」と命じていたことがわかった。PKO施設内には多数の避難民がおり、彼らが狙われた場合、自衛隊員に流れ弾が当たる恐れがあった。実際に発砲には至らなかったものの、射撃許可が出された経緯が明らかになるのは異例だ。

「隊員死なせるわけにはいかない」 PKO隊長との一問一答
 日本が派遣しているのは施設部隊で、通常は武器を携行していない。現行のPKO協力法などは正当防衛や緊急避難などの場合に限り、必要最小限度の武器使用を認めている。一方、避難民など文民保護を目的とした武器使用は憲法が禁じる「海外での武力行使」につながりかねないとして認めていない》=14年4月21日05時00分 アサヒサイト=。

 どこの国でも現地へ派遣された軍隊は本国の監視が緩むために組織も個人も暴走しがちだ。

 だから派遣軍の統制は重要なはずで隊長の責任は重い。

 今回は避難民の命を守るというより自分たちの生命への危険を恐れた行為だが、それはそれでやむを得ない判断になるだろう。

 本国政府が事前に判断すべきだったのだが、「海外派兵」への批判への対応だけに力を注ぎその問題は後回しになっていたようだ。

 海外派兵への反対と、それが現実になってしまった場合は反対する意見を持ち続けるのと同時に派兵された現地状況を考慮した方針も必要だったようだ。

 それは「派兵反対」という思いとは少し分けて考えるべきだが、「反対」の意思を一貫させるためにその後の危険性を討論するのを停止してしまった結果が、現地指揮官の「独断的判断」につながった。

 現地で責任者に重要な事柄を判断させた結果が満州軍の暴走だったのではないか。

 戦略判断は本国、戦術判断は現地という方針を確定させておく必要があるようだ。

 
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