嵐を呼ばない海つばめ      原則敬称略

真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい

予測されていたことが予測通りに

 《証券や国債などの市場情報を提供する東京都内の会社でアナリストとして働き、心疾患で亡くなった男性(当時47歳)について、三田労働基準監督署(東京都)が過労死として労災認定していたことが分かった。男性は仕事の進め方などを労働者の裁量に委ね、実際の勤務時間とは関係なく一定の時間を働いたとみなして給料を支払う「裁量労働制」で働いていた。労働時間が重要な判断材料になる過労の労災認定で、労働時間が不明確な裁量労働制の勤労者が過労死と認定されるのは極めて異例。

 ‥‥略‥‥

 遺族側はリポートの発信記録や同僚の証言などを基に男性の労働実態を調べた。遺族によると、男性は午前3時ごろに起床して海外市場の動向を分析。午前6時ごろに出社し、朝一番の顧客向けリポートの発信記録はいずれも午前6時40分ごろだった。1日のリポート数は午後5時半までに30を超え、早朝出勤しているにもかかわらず「他の従業員より早く帰るな」と注意されたり、高熱でも出勤を命じられたりするなど本人の裁量は実質的になかったという。

 遺族側はこれらの調査から発症前1カ月の残業を133時間、発症前2〜6カ月の平均残業時間を108時間と判断し、14年8月、三田労働基準監督署に労災認定を申請。同署は15年3月、労災認定した。

 遺族は「裁量労働制で労働実態が分からず泣き寝入りしている遺族はたくさんいると思う。経営者がきちんと労働時間を把握すべきだ」と話している。

 ‥‥以下略‥‥゜》=毎日新聞 15年05月12日 07時00分=。

 正確に表現すれば「残業代ゼロ制度」ではないが、日本企業ではこういう事態は事前に予測され警鐘も鳴らされていた。

 結局はその通りの結果をもたらしたわけだ。

 《午前6時ごろに出社し、朝一番の顧客向けリポートの発信記録はいずれも午前6時40分ごろだった。早朝出勤しているにもかかわらず「他の従業員より早く帰るな」と注意されたり、高熱でも出勤を命じられたりするなど本人の裁量は実質的になかった》。

 日本人の気質から、時分の仕事が終わったからさっさと帰るとかができない。

 いい表現をすれば「協調性」、ズバリいえば「独立心のなさ」なのか。

 自分は終わったけど何か手伝おうか?、となってしまうのが日本人。

 それは美徳なのだが独立性を育てなければいけないとか、「美しく覆われた醜い日本」を作ろうとする資本家が政治家を動かしてなんとなく言葉で飾った新制度を世に送り出す。

 それを官庁が法律にし金で買われた評論家が持ち上げる。

 中身になんとなく胡散臭さを感じながら庶民は受け入れていく。

 そして、自分たちの感じた胡散臭さの実態に気づくのは後の祭りになった時だ。

 1日1時間ちょっとの残業はあるとして、1ヶ月で40時間程度なら許容範囲だなんて考えると「まだ仕事をしている社員がいる」、「充分な仕事をしたのか」と責められる。

 そして、サービス残業」になり、「労働強化」となっていく。

 結果は実質的低賃金と奴隷制度。

 安倍晋三に影響を与えていると噂される竹中平蔵が目論む「新弱肉強食経済」の道へ突き進む。

 聞きなれない言葉が使われだした時には気を付けよう!!。


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